ISSUE 課題
- コロナ禍を経た2022年、日本社会に漂う「疲れ」「孤独」「不安」に寄り添う温かな作品体験の提供が求められていた
- 「家族で見る」「生活の一部」など、朝ドラ特有の文脈において、多世代・多属性に響く感情設計と世界観構築が課題に
- ロゴ・タイトルバックは、ストーリーの魅力を凝縮し、初見でも“作品の空気”を伝える役割が必要だった
- 明るさと哀しみが共存する物語にふさわしいトーン設計と、“沖縄”という舞台の個性をいかに普遍性と融合させるかが鍵だった
STRATEGY 戦略
「美しさ × 優しさ × 家族」を朝の習慣へと昇華するブランディング設計
<目的>
2022年春、日本中の人々の“朝”に小さな希望とやすらぎを届け、
視聴者の心にそっと寄り添う作品体験を視覚・音・感情のすべてで構築する
<ターゲット>
- プライマリー:60代以上の男女
- セカンダリー:40〜50代女性
- ターシャリー:20〜30代女性(母娘/姉妹視聴者層含む)
<アプローチ>
- 極彩色の「美ら海」や「沖縄料理」など、物語の象徴要素を視覚的に印象づける
- 主人公の“明るさ・優しさ・強さ”がにじむビジュアルと音像設計
- 作品名「ちむどんどん(胸が高鳴る)」の感覚を、色彩と音で表現
- 朝ドラが持つ「記憶に残る90秒間」の力を最大化し、生活の一部として愛される存在へ
PLANNING 企画
ロゴとオープニングタイトルの一体設計による、没入型の世界観提示
- タイトルバックは90秒のロング版、70秒のショート版を制作
- アニメーションやCGを通じ、沖縄の自然や料理、朝焼けの情景など物語のモチーフを視覚化
- キャッチコピーは、作品ストーリーと主題歌を融合し、する言葉に
CREATIVE クリエイティブ
- ビジュアル設計:エメラルドブルー・ゴールデンオレンジ・シグナルレッドを中心に、沖縄の自然と心の温度を象徴する配色構成
- ロゴタイプ:柔らかさと躍動感を兼ね備えた書体設計で、「ちむどんどん」の語感と作品世界を体現
- 映像演出:美しい情景に“うっとり”と心が静かに動く、朝にふさわしいペーシングで構成
- 音楽と連動:主題歌とのハーモニーを意識し、ナレーションや歌声が際立つ余白設計
- コピー開発:敢えて新しい言葉は作らず、主題歌のワンフレーズから抽出
ROLL 担当領域
- ブランド/マーケティング/PR戦略設計
- ロゴデザイン/キーグラフィック企画サポート
- オープニング映像(タイトルバック)の企画サポート
- キャッチコピー開発
